少々厄介で、イメージとは異なっていたので、まとめてみた。
AC(アーマークラス)とは

説明にある「敵があなたを武器で攻撃するのがどれだけ難しいかを表します(抜粋)」というのは、鎧などによる防御力「ダメージの通りにくさ」や、素早い動きによる「当てにくさ」などを合計した値という意味。ほかにも、特技にある「回避」や、種族特有の「外皮ボーナス」などが存在しており、それらも加算の対象となる。
そのため、敏捷力(素早い動き「当てにくさ」)は、回避率(ダメージ0)ではないことに注意。回避型のクラスでもダメージにより少しずつHPは減る仕様のため、ある程度のHP、回復は必要になる。
算出方法

ステータス「AC」にある横の数字にマウスを合わせると詳細が出てくる。
鎧・シールドなどで加算するACの値と、敏捷力(DEX)横にある修正値が加算された値、それ以外にも画像のように回避(特技)や外皮ボーナス(種族の特徴)などを加算した値となる。ちなみに、種族の能力ボーナス「敏捷力」は修正値が加算されるため、その分のACが増える。
ただし敏捷力修正値には注意があり、すべての鎧(服・ローブも含む)・シールドには、「最大敏捷力ボーナス」という値が存在するため、以下に記す。
最大敏捷力ボーナスの概要

値がプラスかと思いきや制限で、敏捷力による修正値(= AC)が最大でどれだけ加算可能かどうかを表す数値のこと。画像を例にすると、スケイルメイル(鎧)の最大敏捷力ボーナスは「3」のため、敏捷力で得られるACボーナスは、最大で「3」しか加算されないことを意味している。
そのため、高い敏捷力と重装備の両立によるAC特化はできない仕様となっている。
この値は、鎧のほかにシールドや一部の籠手・重量ペナルティなどにも存在し、値の最低値が反映されるため、例えば、パデッドアーマー(8)を装備しても、タワーシールド(2)を持ってしまうと、最大敏捷力ボーナスは「2」になってしまう。
装備選択について
敏捷力を上げるのであれば装備しない方がいい
ローグやレンジャーなど、敏捷力を参照する武器を使用する場合に該当。二刀流を極めたり、弓などの遠距離攻撃で攻撃する場合は、あえて鎧を装備しない方がACが高くなる可能性がある。
序盤は、初期値の敏捷力と、軽装鎧などでしかACを上げられないため、壁要員で活躍するには難しいが、敏捷力が確保できれば、鎧などは不要になり、かつ敏捷力1つで、ACのみならず攻撃力も上げることが可能なので、中盤以降は、壁 + 殲滅要員として活躍できる。
デメリットとして、装備ではなく敏捷力頼みのAC確保となるため大器晩成かつ、完成するまでは、器用貧乏になりやすい。また、敏捷力アップのエンチャントは重複できず、1部位しか確保できないため、耐久力に難がある。
補足として、シールドはタワーシールド以外なら最大敏捷力ボーナスは「∞」なので、両手、二刀流でなければ、装備するのもアリ。
重装鎧を利用するのであれば敏捷力は振らない
重装鎧が装備可能なファイターやパラディンなどが該当。装備さえあれば簡単にACを確保できるので、重装備を予定しているのであれば、あえて敏捷力は振る必要はない。ただ、重量ペナルティを気にする場合は、筋力を上げる必要がある。(攻撃や移動が低下するため)
重装備は非常に高くそれ以外にも、タワーシールド・鎧の腕甲を装備することで、簡単にACを確保できるので、装備さえ揃えば壁要員としてすぐ活躍できる。ちなみに装備には「+値」があり、上昇するにつれてACが上がるので、新調や強化する必要はあるが、装備の限界は存在しない。
補足として、一番重いであろうフルプレートの最大敏捷力ボーナスは「1」なので、修正値1つ分(敏捷力12?)の恩恵はある。(タワーシールドは「2」)また、ミスラル素材を使った鎧は、最大敏捷力ボーナスが通常より「+2」高いので、覚えておくとよい。
デメリットとして、重量ペナルティが発生すると移動・攻撃力が低下することと、より品質の高い防具などを厳選、新調 or 強化しないとACが伸びないので、お金が非常にかかる。また、敏捷力の補正が期待できないため、二刀流や弓などの武器は使用しにくくなる(が、筋力補正の遠距離武器は存在する)。
中装鎧までの場合は敏捷力の修正値を見て装備を決める
重装鎧は装備できないが、敏捷力はそこそこに、高いヒットダイスやダメージ軽減などの付与を利用する上記2項目以外のクラスが該当。中装備可能な分、壁要員は無理でも前線を維持する程度は可能で、支援さえあれば十分に活躍できる。
ただ、もし敏捷力をAC確保として振っているのであれば、装備は敏捷力の修正値と最大敏捷力ボーナスを見て決める必要がある。ACと最大敏捷力ボーナスの兼ね合いからパデッドアーマーがいいが、敏捷力の修正値がないと中途半端になりがちなので、まずは中装鎧あたりで整いつつも、敏捷力の修正値が確保できたらパデッドアーマーに切り替える方針で行くといいかも。
デメリットは、重装鎧同様に厳選、新調 or 強化する必要があるのでお金が非常にかかることと、敏捷力をエンチャント分も含めて将来的にどれくらい上げるかを考えておく必要がある(が必須ではないので無理する必要は無い)。
最大敏捷力ボーナスに影響する項目
重量ペナルティ
装備でキャラクターの重量がオーバーしたときに発生するペナルティ。油断すると重装備並みに制限がかかるので注意。
ペナルティ | 条件 | 最大敏捷力ボーナス | 攻撃 | スピード |
---|---|---|---|---|
荷重(中) | 最大重量 ~ 最大重量×2未満 | 3 | -2 | -1 |
荷重(高) | 最大重量×2未満 ~ 最大重量×3未満 | 1 | -4 | -2 |
荷重超過 | 最大重量×3以上 | 0 | -10 | 移動不可 |
鎧
一番かかわるであろう鎧。装備するだけで制限が発生するが、欠かせない。
名称 | カテゴリー | ダメージ | クリティカル | 価格 | 重量 | 性能(射程) |
---|---|---|---|---|---|---|
ジャヴェリン | 単純1H | 1d6 刺突 | 5%/x2 | 1 | 2 | 投擲(4) |
スピア | 単純2H | 1d8 刺突 | 5%/x3 | 2 | 6 | 突撃 投擲(4) |
ロングスピア | 単純2H | 1d8 刺突 | 5%/x3 | 5 | 9 | リーチ(2) 突撃 |
ハルバード | 軍用2H | 1d8 斬撃/刺突 | 5%/x3 | 10 | 12 | リーチ(2) 突撃 足払い |
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